人体通信のホームページの開設にあたり    工学博士 根日屋 英之

 みなさま こんにちは。アンプレット通信研究所 / 人体通信コンソーシアム(HBCC) の 根日屋 英之 (ねびやひでゆき)です。人の体の周りにまとわりついているように存在する静電気を用いた近距離無線通信の一方式の「人体通信」に関するホームページを開設しました。

 人体通信(電界方式)は、人体に電流を流さず、人体の表面に発生する電界の変化を利用して情報を伝達する近距離無線です。そのため、人が直接、電極(非常に近距離の無線通信なので、大きな無線通信用のアンテナは不用で、小さな電極で通信できる)に触れる必要はなく、手を電極にかざすだけで情報の伝達が可能です。

 人体通信というと、ビビッと感電するのではないか・・・という印象をもたれてしまうかもしれませんが、どうぞご安心ください。人体通信は人の体とその周辺にある物との間に存在する電界を用いた通信ですので、人の体の中には電流が流れません。


アンプレット通信研究所 所長 / 工学博士 根日屋 英之



人体通信について

 無線通信は、無線機器を扱う人から無線端末までの距離で分類されています。人から 100m くらいの通信距離を有する無線システムは「WLAN(Wireless Local Area Network)」に分類されています。これは、通称「無線LAN や WiFi(業界団体規格名)」と呼ばれ、みなさまもよくご存知と思います。人から 10m くらいの通信距離を有する無線システム(Bluetooth や ZigBee など)は「WPAN(Wireless Personal Area Network)」に分類されています。

 最近、話題のウェアラブル端末は、人から 2~3m くらいの通信距離を有する無線システムで「WBAN(Wireless Body Area Network)」に分類され、通称「人体通信(HBC : Human Body Communication)」と呼ばれるようになりました。

人体通信のお披露目は・・・

 CEATEC 2007 では、人体通信の展示やデモンストレーションがあり多くの人が興味を示しました。私も、この CEATEC 2007 についてのコメントを、日経BP社の Website の記事の文末に書かせていただきました。

・ 日経BP社の Website の記事

・ 日経BP社の中国語 Website の記事

 また、2008年5月19日号の日経エレクトロニクスの36ページに、安保編集委員による人体通信の紹介記事があります。2008年6月30日号の日経エレクトロニクスには人体通信の特集記事が組まれています。私はその両誌にコメントを書かせていただきました。

月尾嘉男先生が、ラジオ番組で人体通信のご紹介をしてくださいました。

 CEATEC 2007の翌週には、東京大学名誉教授の月尾嘉男先生(右の写真は、月尾先生にご提供いただき、写真の掲載についても、先生にご快諾いただきました。ありがとうございました。)が、先生のラジオ番組で、「映画『E.T.』でエリオット少年と E.T. が指と指を触れ合って会話をするシーンが、現実に可能になってきた。」とお話になられていました。

 私も月尾先生とのメールのやり取りで、E.T. 人形に人体通信回路を組み込んだデモ機を作ってみようと思いました。私はさっそく近所のデパートに E.T. 人形を探しに行ったのですが、すでに「E.T.」は25年前(2007年当時)の映画で、近所のオモチャ店では、人形は見つけられませんでした。

 しかし、今は情報化社会です。インターネットで検索しましたら、長野県上田市のリサイクルショップにデモ機を作るのに適した E.T. 人形を見つけ、さっそく買いに行き、無事に入手ができました。

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