忠南国立大学 プロジェクトの開催にあたり

 忠南国立大学 (CNU) は、無線工学の人材育成プログラムの契約を アンプレット通信研究所(株式会社 アンプレット) と 2017年1月23日に締結しました。それ以前にも、私は 根日屋 英之 氏に何度か、私の大学での特別講義を依頼しました。

 根日屋 英之 氏は多くの技術本を執筆していますが、その中の「ユビキタス無線工学と微細 RFID」と「ユビキタス無線ディバイス」を、私は韓国語に 翻訳 しました。これらの本は、忠南国立大学出版局から購入することができます。

 また、根日屋 英之 氏は趣味のアマチュア無線にも熱心で、韓国でも私のアンテナ研究室を無線局の設置場所として HL3ZCG(個人局) の免許を得ました。

禹鍾明(ウ・ジョンミョン)

アンプレット通信研究所 代表 工学博士 根日屋 英之 氏

 1980年に日産自動車入社、車載用電装機器を設計に従事しました。その後、日立湘南電子(現・日立情報通信エンジニアリング)、東京大学 生産技術研究所、日立製作所で、人工衛星搭載用無線通信機、衛星地上局、RFID、光通信装置、レーザ・レーダなどの研究・開発に従事しました。1987年に無線製品の民間研究・ 開発会社「アンプレット」を設立し、現在に至ります。無線関連企業の役員や技術顧問、大学での研究員や講師を兼務しながら、製品開発や技術支援、人材育成など を手掛けています。1990年代初めから、大韓民国通産部 中小企業振興公団からの招聘で、ワイヤレス機器の設計技術指導を行い、韓国での世界初のCDMA携帯電話サービスに向けての端末機設計に従事しました。近年では、小形アンテナ、近距離無線、人体通信の研究を行っています。学生への教育にも熱心で、東京電機大学の非常勤講師東京大学の特任研究員 を歴任し、現在も 日本大学大学院 で「先端技術特論」の講義を担当しています。



第1回 人体通信勉強会(2017年2月21日)

 第1回 勉強会は、日本大学 理工学部 船橋キャンパス(船橋市)で開催されました。人体通信技術を導入したカプセル内視鏡の勉強をしました。講義の後、三枝健二教授に学内を案内していただきましたが、忠南国立大学の Jong Myung Woo 教授も、このキャンパスで勉強されましたので、とても懐かしそうでした。三枝教授は、2006年8月に、忠南国立大学で特別講義もされています。

勉強会の概要紹介

第2回 人体通信勉強会(2017年2月23日 午前)

 第2回 勉強会は、アンプレット通信研究所(東京・台東区)で開催されました。近距離無線、人体通信、生体情報センシングなどの研究内容の紹介があり、試作装置などを見学をしました。アンプレット通信研究所は、忠南国立大学の学生さんたちの東京観光コースに入っているのか、過去にも大勢の学生さんが訪問しています。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」研究所という印象を持たれたようです。

勉強会の概要紹介

第3回 人体通信勉強会(2017年2月23日 午後)

 第3回 勉強会は、東京電機大学 アマチュア無線部(東京・足立区)で開催されました。東京電機大学の学生さんと共に小形アンテナとレーダー技術について学びました。東京電機大学の学生さんが主体となり、国際交流に取り組む姿は、韓国・忠南国立大学の先生や学生さんに大きな感動を与えたようです。東京電機大学アマチュア無線クラブのみなさまには、心より感謝いたします。

勉強会の概要紹介

第4回 人体通信勉強会(2017年2月24日 午前)

 第4回 勉強会は、日本大学 生産工学部(津田沼市)で開催されました。人体通信に用いる電極や伝搬の研究をされている坂口浩一教授と研究室の学生さんと共に、人体通信にも応用可能なレクテナ技術の勉強を行いました。忠南国立大学の Jong Myung Woo 教授は、2016年12月16日に、このキャンパスで「小形アンテナの講義」をされました。Woo 教授は、坂口教授が忠南国立大学で特別講義を行うことを節に願っていました。

勉強会の概要紹介

第5回 人体通信勉強会(2017年2月24日 午後)

 第5回 勉強会は、日本大学 理工学部 駿河台キャンパス(東京・千代田区)で開催されました。ここでは山﨑恒樹教授と大貫進一郎教授の研究室の学生さんと一緒に人体通信の応用事例や病院での ICT についての勉強を行いました。忠南国立大学の Jong Myung Woo 教授は、2016年12月17日に、このキャンパスで「小形アンテナの講義」をされました。

勉強会の概要紹介

Copyright(c) Dr. NEBIYA Hideyuki. All Rights Reserved. Design by http://f-tpl.com