ようこそ!人体通信のホームページへ

 人体通信(Human Body Communication)は、人が機械(ロボットなど)に手を触れるだけで、人と機械がコミュニケーションできる不思議な世界を提供します。人体通信は WBAN(Wireless Body Area Network)に用いられる、国際標準規格(IEEE 802.15.6)にもなっている近距離無線の一方式です。低消費電力を特徴とし、人体の外側に発生する電界を利用した通信で、人体に対する影響はありません。


アンプレット通信研究所 所長 / 博士(工学) 根日屋 英之

人体を介して情報通信

 人体を伝送媒体として通信を行う人体通信に注目が集まっています。人体通信はセキュリティ性が高く、送信電力が少ないことが特徴です。

 また、人体通信の通信機器は、筋電位や心電情報などの生体情報センシング機器の電極や回路と構成が似ていることから、人体通信機器を用いた生体情報の取得が提案され、遠隔医療やヘルスケアなどの医療ICT分野での応用が期待されています。

 2018年3月19日 ~ 21日に東大病院、リコー、アンプレット通信研究所で開催された 第8回 日・韓 合同 人体通信研究会 では、プリンタブル回路、人体通信用半導体の開発、インプラント機器の病院での使用状況と国際標準規格動向、第2世代人体通信の技術動向、ワイヤレス給電技術などの人体通信応用についての講演とディスカッションが行われました。

超小型人体通信送信モジュール(HBC-Chip)

 私の会社(アンプレット通信研究所)では、超低消費電力(3V/14μA)で超小型(2.6mm X 2.9mm X 0.8mm)の人体通信送信モジュールを開発しました。

 この HBC-Chip を薬ビンのふたに内蔵し、そのビンのふたに看護師さんが手をかざす(非接触)と、看護士さんの身に着けた表示機に薬の名称を表示することが可能となり、投薬ミス防止対策などに応用できます。

人体通信コンソーシアム(HBCC) 標準 人体通信評価キット

 人体通信技術を用いた製品を開発するときに技術課題となるのは、筐体に実装する電極の設計と受信電界強度を測定しながらの最適な電極の配置位置を決定することです。しかし、人体通信の電界強度を測定する測定器には市販品はなく、また、個々の実験グループが人体通信の伝搬に関する測定データを比較するときに、共通の人体通信送信機、受信機、電界強度計を用いたいところです。

 そこで、人体通信コンソーシアムでは、人体通信機器の研究、開発、設計をしている技術者の間で、各々が測定した人体通信の伝搬に関するデータを比較できるように、人体通信コンソーシアム(HBCC)標準の安価な送信機、受信機、電界強度計を 準備 しました。


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