Human Body Communication Consortium
人体通信コンソーシアム (HBCC) の設立にあたり HBCC 主催者 博士(工学) 根日屋 英之
CEATEC 2007 で究極の近距離無線として 人体通信 (Human Body Communication : HBC)が注目され、その後、IEEE 802.15.6 として国際標準規格になりました。
10年たった2017年に、再度、人体通信に注目が集まっています。人体通信は、ID カード、医療機器、ウェアラブル端末、電子キー、セルフレジ、スマートゲートなどへの導入が検討されています。人体通信コンソーシアムは、人体通信にご興味があるみなさまの情報交換の場として、2017年6月19日に設立されました。
コロナの影響で、今後、企業(人)は、今までの路線を変えないでビジネス基盤を強化する企業(人)と、今までの路線だけではなく、新しい世の中にフィットさせる新規事業を併せて模索する企業(人)に分かれると思います。どちらも、企業経営の選択肢ではありますが、人体通信コンソーシアムでは、低迷している日本の製造業において、新しい市場を開拓できるように、みなさまと進んでいきたいと思います。
* 人体通信コンソーシアムへのご入会申し込み、取材のお申し込み、お問い合わせは
から
● SSH(Super Science High School)指定高校での特別講義
文部科学省よりSSH(スーパー サイエンス ハイスクール) の指定を受けた埼玉県立 松山高等学校で、夏休み中の特別講義「人体通信について」をしてきました。スーパー サイエンス ハイスクールでは、科学技術系人材の育成のために,独自のカリキュラムによる授業を行っています。
松山高等学校には、大正12年に建てられた旧校舎があります。平成16年7月より教育資料館として公開されているそうです。
今回の授業を開催するにあたり、物理担当の大澤先生に大変お世話になりました。ありがとうございました。授業を通して人体通信に興味を持ってくれる生徒さんがおられ、将来がとても楽しみです。がんばれ!未来の科学者たち!
HBCC 標準 人体通信評価キット
人体通信技術を用いた製品を開発するときに技術課題となるのは、筐体に実装する電極の設計と受信電界強度を測定しながらの最適な電極の配置位置を決定することです。しかし、人体通信の電界強度を測定する測定器には市販品はなく、また、個々の実験グループが人体通信の伝搬に関する測定データを比較するときに、共通の人体通信送信機、受信機、電界強度計を用いたいところです。
そこで、人体通信コンソーシアムでは、人体通信機器の研究、開発、設計をしている技術者の間で、各々が測定した人体通信の伝搬に関するデータを比較できるように、人体通信コンソーシアム(HBCC)標準の安価な送信機、受信機、電界強度計を 準備 しました。
[完売御礼] 本キットは、完売いたしました。ありがとうございました。