車と家と人を繋ぐ

Vihecle to Human and Home

V2HH 研究会(仮称)の設立に向けて        アンプレット通信研究所 根日屋 英之

 みなさま こんにちは。アンプレット通信研究所根日屋 英之 (ねびやひでゆき) です。私は 1980年に自動車会社に入社しました。この会社では、車載用の電装機器の設計を担当していましたが、「車と人とのコミュニケーション」に興味がありました。また、自動車が自宅に戻ってくるときに、自宅の手前から無線通信で駐車場のシャッターを開く様子を見るたびに、胸がワクワクしたものでした。

 最近はコネクテッドカー(常時インターネットに接続している自動車)や V2X(車で全てのものを無線で繋ぐシステム)が話題になっていますが、高速で移動する自動車との無線通信は、その回線が不安定であるため、


① 移動体における広帯域無線通信(高速通信や大容量通信)で注目されている 5G は、まだ、技術的にはかなり難しい課題も残されている。


② 車内の人と車の通信は低消費電力の人体通信を用いることができ、そこにはワイヤレス電力給電の技術が利用でき、車内に電源供給用のハーネス(電線)を張り巡らす必要が無くなる。電線を少なくできることは車の軽量化に結びつき、燃費向上にも貢献する。


③ 家と車の通信は、近距離無線となるので、通信コストが安い WiFi や Bluetooth などの既存技術が利用でき、近距離であるゆえ、無線通信でも回線が比較的、安定している。家は光ケーブルなど高速のインターネット接続ができる回線を既に持っている家が多いので、家と車を近距離無線で繋ぐことにより、車もインターネットに安定に接続できる。


④ 家と車の無線通信や電源供給は、WiFi や Bluetooth などの既存技術と、近年話題になっているワイヤレス電力伝送を導入できるので、今後の新しい市場も期待できる。


 私の研究テーマである 人体通信(IEEE 802.15.6) を用いると、人と車のコミュニケーションで多くのアプリケーションが考えられます。


 最近はコネクテッドカー(常時インターネットに接続している自動車)や V2X(車で全てのものを無線で繋ぐシステム)が話題になっていますが、低価格で簡単な既存の無線システムで「車と人と家を結ぶ」ことを研究する目的で、V2HH 研究会(The society for the study of Vihecle to Human and Home) (仮称)を、V2HH 構想にご興味のある企業の方々と共に設立する準備を始めました。


2018年6月25日

車に搭載される無線通信システム

 近未来の自動車は自動運転に向けネットワークに繋がるようになっていきます。また、通信機器、安全運転のためのレーダ装置などのアンテナも登載されていくでしょう。自動車はタイヤを履いたスマートフォンとなり、通信環境の良い車体のルーフ部分に取り付けたシャークフィンアンテナの中にはスマートフォンの機能がそのまま導入される時代もくるかもしれません。

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