
みなさま こんにちは。アンプレット通信研究所の 根日屋英之 (ねびやひでゆき)です。私の RFID のホームページを訪問していただき、ありがとうございます。
私はレーダ技術を得意分野としておりました。レーダは、ターゲット(目標物)にパルス状の電波をぶつけ、その反射波の受信時刻とパルス電波の送信時刻の時間差から、ターゲットまでの距離を測定するシステムです。この技術の応用として、ターゲットとの測距に加え、ターゲットに記憶した識別情報(ID)を同時に知ることを目的としたシステムの研究開発を1983年から始めました。
識別情報を書き込んだターゲットを応答器と呼びますが、応答器からの反射波に識別情報でどのように変調をかけるかを検討し、1984年に、自動車の製造ラインにFA用トランスポンダという名称で、自動車に取り付けたタグに電波をぶつけ、跳ね返すときに識別(ID)情報をとりだす 2.45GHz の「RFID」システムの試作を行いました。そして、当時の関東電波監理局に実験局免許を受けたいと尋ねたところ、「過去にこのような無線設備が使用された実績がない」という理由で、国内での使用許可の可能性は非常に低い(私は、免許を受けることはできないと理解しました)という回答をいただき、当時の「FA用トランスポンダ(⇒ このシステムは、後に RFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれるようになった)」システムは実用化されませんでした。
それから20年後、世の中のキーワードが「ユビキタス情報社会」となり、全てのモノから情報を得る無線情報端末として、この「RFID」がにわかに注目をあびるようになりました。
2003年に弊社(当時は株式会社アンプレット)は、凸版印刷株式会社殿と「次世代RFIDタグに関する共同開発」の契約を締結しました。
私は2003年7月に 実物の RFID(試作IC Chip)を付録とした RFID の技術書「ユビキタス無線工学と微細 RFID」を、2004年7月に RFID 導入時の問題点を追記した「ユビキタス無線工学と微細 RFID(第2版)」を東京電機大学出版局から出版しました。この書籍は韓国や台湾でも翻訳本が発売されました。
また、私は RFID の開発で、「2003年度 最優秀ユビキタスネットワーク技術開発賞」(EC研究会)を受賞し、RFID の開発者として、「アントレプレナー オブ ザ イヤー 2003(アカデミア部門)」 に選ばれました。
本ホームページでは RFID に関する動作などを簡単に説明しました。RFID を勉強されたい方や、RFIDビジネスに興味のある方々の参考になれば幸いです。
2010年4月19日
アンプレット通信研究所 所長
(旧)株式会社アンプレット
博士(工学) 根日屋英之
(日本大学大学院 特別講師)