無線通信の技術コンサルティングを業務としているアンプレット通信研究所において、もっとも業務の引き合いが多いのはアンテナに関する技術コンサルティングや教育業務です。
この状況に合わせ、2024年秋にアンプレット通信研究所内にアンテナ研究室を発足しました。企業というよりも大学の研究室に近い活動をしています。研究室長は、研究所長の私(根日屋英之)が兼務しています。
学生、社会人問わず、アンテナに興味がある人が集い、アンテナ技術の情報交換を行っています。
博士(工学) 根日屋英之
アンプレット通信研究所 / アンテナ研究室
無線通信の技術コンサルティングを業務としているアンプレット通信研究所において、もっとも業務の引き合いが多いのはアンテナに関する技術コンサルティングや教育業務です。
この状況に合わせ、2024年秋にアンプレット通信研究所内にアンテナ研究室を発足しました。企業というよりも大学の研究室に近い活動をしています。研究室長は、研究所長の私(根日屋英之)が兼務しています。
学生、社会人問わず、アンテナに興味がある人が集い、アンテナ技術の情報交換を行っています。
私は、1波長ループアンテナと同等な指向性を有し、同軸給電線との整合が容易、かつ、小形(小型と同義)にしても利得低下の少ない特長を有する スパイラルリングアンテナ を考案しました。
スパイラルリングアンテナは、スパイラルの直径 2s = 0.024波長、ピッチ角Φを 17.0 度に設定し、そのスパイラルを 半径 a = 0.0754 波長で 21 回巻くと、インピーダンス整合回路やバラン無しで 50Ω同軸ケーブルと直接、接続できます。このときのアンテナの最大外径寸法は 0.1748 波長と小形になります。アンテナ利得は 2.0 dBi、帯域幅は 4.2 %(リターンロス : -10dB 以下)であり、スパイラルリングアンテナは小形化率に対して非情に高い利得を有するアンテナです。
[参考論文] 根日屋 英之、長谷部 望、長澤 総 「スパイラルリングアンテナ(1波長ループアンテナの指向性を保持して)」、1999年1月 電子情報通信学会論文誌 Vol.J82-B No.1、pp.88 ~ 96