リーダ・ライタの技術

ユビキタス社会にRFIDを普及させるためには安価なリーダが必要

 市販のUHF帯や2.45GHz帯リーダの価格は数万~数十万円であるのに対し、アンプレットは、機能を必要最小限に絞り込み、また電子回路の機能をアンテナで行うなどの斬新なアイディアを持ち込んで、市場販売価格が数百~数千円の安価なリーダを発表し、世界中から注目を浴びました。右の写真は手作りの安価な質問器の試作機です。送信部はトランジスタ2個、受信部はトランジスタ1個とTTL IC 1個)で構成されています。

 ユビキタスの無線通信は近距離の通信が主です。また、市場がRFIDに要求する低価格や小さい形状から、電池を搭載しない反射型パッシブRFIDシステムが主流になると考えられます。反射型パッシブRFID通信システムでは、RFIDが、その回路を動作させるためにRFID内部のレクテナ回路で再生される直流電源電圧によって、その通信距離の限界が決まります。しかし、この通信限界点でも、RFIDからリーダ・ライタへ反射される電波の強さは、まだ十分に高い信号対雑音比が得られています。

 また、RFIDはリーダ・ライタから送出された搬送波に、RFID内のメモリに記憶された情報をのせて(変調して)リーダ・ライタに向かって反射します。すなわち、その双方向の電波の周波数は同一であるので、システムとしての周波数管理が本来、非常に楽なのです。

安価なリーダのブロック図

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