みなさま こんにちは。アンプレット通信研究所の 根日屋 英之 (ねびやひでゆき)です。私の RFID のホームページを訪問していただき、ありがとうございます。
私と RFID のかかわりは、1983年から始まりました。前職の会社で、レーダ技術を応用した新規事業の開発を行うチームを任されました。レーダは、ターゲットにパルス状の電波をぶつけ、その反射信号の受信時刻とパルス電波の送信時刻の時間差から、ターゲットまでの距離を測定します。この技術を応用した新規事業として何ができるかをいろいろ考えました。
レーダ技術を使って敵か味方かの識別をしていることは、味方であるという識別情報を用いて反射波に変調をかけていることは間違いなさそうです。そこで、この変調をどのようにしてかけるかの研究を開発メンバー(全員がアマチュア無線家という無線が好きなメンバーでチームを構成)とスタートしました。そして、この会社の中央研究所の方々のご指導も賜りながら、1984年に RFID の原型となる「FA用トランスポンダ」の試作を行うことができました。
ユビキタス時代に突入し、「RFID」に注目が集まる。
「RFID」は(Radio Frequency IDentification)の略で、質問機(リーダ)から電波を情報を記憶した応答器(RFタグ)に向けて送信し、応答器はその電波を反射するとき、記憶した情報をその反射波に乗せて返送する近距離無線通信システムです。