人体通信(HBC)

IEEE802.15.6

Human Body Communication

人体通信のホームページの開設にあたり  博士(工学) 根日屋 英之

 みなさま こんにちは。アンプレット通信研究所 / 人体通信コンソーシアム(HBCC) の 根日屋 英之 (ねびやひでゆき)です。人の体の周りにまとわりついているように存在する静電気を用いた近距離無線通信の一方式の「人体通信」に関するホームページを開設しました。

 人体通信はセキュリティ性が高く、送信電力が少ないことが特徴です。また、人体通信の通信機器は、筋電位や心電情報などの生体情報センシング機器の電極や回路と構成が似ていることから、人体通信機器を用いた生体情報の取得が提案され、遠隔医療やヘルスケアなどの医療ICT分野での応用が期待されています。

 人体通信というと、ビビッと感電するのではないか・・・という印象をもたれてしまうかもしれませんが、どうぞご安心ください。人体通信は人の体とその周辺にある物との間に存在する電界を用いた通信ですので、人の体の中には電流が流れません。



電界方式の人体通信

 電界方式の人体通信は、人体に電流を流さず、人体の表面に発生する電界の変化を利用して情報を伝達する近距離無線です。そのため、人が直接、電極(非常に近距離の無線通信なので、大きな無線通信用のアンテナは不用で、小さな電極で通信できる)に触れる必要はなく、手を電極にかざすだけで情報の伝達が可能です。

 無線通信は、無線機器を扱う人から無線端末までの距離で分類されています。人から 100m くらいの通信距離を有する無線システムは「WLAN(Wireless Local Area Network)」に分類されています。これは、通称「無線LAN や WiFi(業界団体規格名)」と呼ばれ、みなさまもよくご存知と思います。人から 10m くらいの通信距離を有する無線システム(Bluetooth や ZigBee など)は「WPAN(Wireless Personal Area Network)」に分類されています。

 最近、話題のウェアラブル端末は、人から 2~3m くらいの通信距離を有する無線システムで「WBAN(Wireless Body Area Network)」に分類され、通称「人体通信(HBC : Human Body Communication)」と呼ばれるようになりました。

人体通信への誤解

 人体通信というネーミングから、このシステムを 誤解 されている方もおられます。人体通信(HBC、WBAN)は単に通信距離から分類された人体近傍(Body Area)における近距離無線の一方式呼称です。「Body Area」を日本語で「人体」に対応させただけですので、人体通信技術を用い 人の思考を読み取るようなことや人を洗脳することは、理論的にも技術的にもできません。人体通信を安心してご利用ください。




人体通信の最新動向と応用展開

2011年6月、日本で初めての人体通信の技術専門書である 「 人体通信の最新動向と応用展開 」が、根日屋 英之(株式会社アンプレット)の監修によりシーエムシー出版から刊行されました。

監修 : 根日屋 英之

出版社名 :シーエムシー出版

ISBNコード : 978-478130352-9

価格 : 64,000円 (税別)


人体通信の最新動向と応用展開 (普及版)

2017年、人体通信コンソーシアム も設立され、改めて人体通信が注目されています。そこで、2011年6月に刊行されました「人体通信の最新動向と応用展開」が、2017年9月に、お求めやすい価格の 普及版 として再刊行されることになりました。

監修 : 根日屋 英之

出版社名 :シーエムシー出版

ISBNコード : 978-4-7813-1210-1

価格 : 4,400円 (税別)


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