アンプレット アンテナ・ラボ を新設

 近年、アンテナの中堅メーカーが市場から撤退が続き、当研究所にはアンテナに関する技術指導の引き合いが増えています。アンプレット通信研究所は、アンプレット アンテナ・ラボ を2024年4月1日に新設し、アンテナに関する業務の受託体制を強化します。


アンプレット アンテナ・ラボ

ラボ所在地 : アンプレット通信研究所(東京・秋葉原)内

実験施設 : アンプレットいすみ研究所(千葉県いすみ市)内


スタッフ

室長 : 工学博士 根日屋 英之

副室長 : 工学博士 塚本 信夫


業務内容

* アンテナに関する 共同研究、教育、インターンの受け入れ

* アンテナに関する 受託研究、受託設計、試作、共同開発など

根日屋 英之 の学位論文「小型アンテナの研究」

 私は、1波長ループアンテナと同等な指向性を有し、同軸給電線との整合が容易、かつ、小形(小型と同義)にしても利得低下の少ない特長を有する スパイラルリングアンテナ を考案しました。

 スパイラルリングアンテナは、スパイラルの直径 2s = 0.024波長、ピッチ角Φを 17.0 度に設定し、そのスパイラルを 半径 a = 0.0754 波長で 21 回巻くと、インピーダンス整合回路やバラン無しで 50Ω同軸ケーブルと直接、接続できます。このときのアンテナの最大外径寸法は 0.1748 波長と小形になります。アンテナ利得は 2.0 dBi、帯域幅は 4.2 %(リターンロス : -10dB 以下)であり、スパイラルリングアンテナは小形化率に対して非情に高い利得を有するアンテナです。


[参考論文] 根日屋 英之、長谷部 望、長澤 総 「スパイラルリングアンテナ(1波長ループアンテナの指向性を保持して)」、1999年1月 電子情報通信学会論文誌 Vol.J82-B No.1、pp.88 ~ 96

ユビキタス時代のアンテナ設計

小形・広帯域・アクティブアンテナ

著者 : 根日屋 英之 小川 真紀

出版社名 : 東京電機大学出版局

ISBNコード :978-450132500-8

価格 : 2,300円 (税別)


根日屋英之の雑誌連載記事

日経エレクトロニクス(日経BP)

・ 無線を扱う前に知っておくべきこと (2019年5月号~2019年7月号)

・ アンテナ設計の基礎 (2015年5月号~2015年10月号)


FORN(電波技術協会)

・ 産学人無線通信技術講座 (2014年9月号~2015年5月号)



CQ ham radio(CQ出版社)

・ ジュニア・アンテナ製作教室 (1979年10月号~1980年12月号)

・ ハムのための身近なアクセサリー (1990年1月号~1990年12月号)

・ おうちで楽しむアマチュア無線術 (2021年10月号~2022年4月号)

・ Dr. BQE の閃き工作 (2024年1月号~現在)


エレキジャック(CQ出版社)

・ サイエンスラボ (2009年15号~2010年19号)

2022年10月13日付 電波新聞のコラム「ミリ波」で、根日屋英之が紹介されました。

トップへ


Copyright(c) AMPLET Communication Laboratory All Rights Reserved. Design by http://f-tpl.com